紫外線対策

大丈夫だと思っていませんか?

紫外線ってどんなもの?


紫外線の種類

紫外線(UV)は太陽光の中で強いエネルギーを持つ光で、波長の長さによって、UV-A・UV-B・UV-Cに分けられます。
UV-AとUV-Bの一部がオゾン層を通過し、地表に届きます。
紫外線は目に見えませんが、肌にさまざまな悪影響を及ぼします。


紫外線が肌に及ぼす影響

◇UV-A
UV-Aは波長が長く、その35~50%が表皮を通過、真皮まで到達し、肌を黒くさせる色素沈着(サンタン)を起こします。
また、慢性的に浴び続けると皮膚の弾力繊維や膠原(こうげん)繊維にダメージを与え、シワやたるみなど、肌の老化を引き起こす原因となります

◇UV-B
波長が短いUV-Aは真皮まで到達せず、浴びた直後からおもに表皮で急激に作用して肌が赤くなる炎症(サンバーン)を起こし、シミやソバカスなど、肌の乾燥の原因となります。



日焼けの仕方には個人差があります

日焼けの仕方によって肌のタイプが分けられます。
「タイプⅠ(白い肌)」の人ほど、日焼けをしやすいといわれています。


Q.紫外線対策って、いつ頃から始めればいいの?

【紫外線は3月頃から増え始め、6月~7月が最も強くなります】
春先からの紫外線対策がとくに大切です。また、冬場でも紫外線は常に降り注いでいるので、年間を通じた紫外線対策が必要です。
* 紫外線は直射光だけではなく、地面や水面からの反射光にも注意しなければなりません。


Q.時間帯によって紫外線の量は違うの?

【午前10時から午後2時頃までに、1日の半分以上の紫外線が降り注いでいます】
普段、洗濯物を干したり、庭の手入れをしたりするちょっとした時間だけなら、「大丈夫」と思いがちですが、気づかないうちに意外と日焼けしているものです。


Q.天気が悪いとき、紫外線は降り注いでいないの?

【紫外線は曇りや雨の日でも降り注いでいます】
快晴の日の紫外線を100%とすると、雨の日でも20~30%、薄曇り程度であれば50~80%くらい振り注いでいます。天気が悪いからといって、決して安心ではありません。



紫外線の防ぎ方


紫外線を防ぐには

●日焼け止めを塗りましょう。
肌が露出している部分に、適量をムラなく塗りのばしましょう。
目安として、2~3時間おきに塗り直すことをおすすめします。


●外出時には日傘を差し、黒っぽい服や長袖を着用しましょう。
白っぽい服は紫外線を通しやすいので、なるべく夏場でも黒っぽい服を着用し、日傘をさすようにしましょう。
* 衣類や繊維に紫外線防止加工を施したものを活用しましょう。


●帽子やサングラスを着用しましょう。
帽子で約20%、UVカット機能付きのメガネやサングラスで約90%紫外線から目を守ることができます。



日焼け止めの効果

日焼け止めは、紫外線から肌を防御することを目的に、基本的に紫外線吸収剤と紫外線散乱剤から構成されています。紫外線吸収剤は、成分がいったん紫外線を吸収し、熱エネルギーに変えて放出(光化学反応)します。一方、紫外線散乱剤は、紫外線を物理的に散乱、反射させて防御します。



疾患別のUVケア

◇アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の方の肌は敏感になっており、容易に皮膚炎を生じてしまいます。紫外線の影響も受けやすくなっているため、紫外線が刺激となって、さらに皮膚炎を悪化させる原因となります。
正しい治療と正しいスキンケア(清潔・保湿・紫外線防御)が大切です。


◇光線過敏症
光線過敏症は、普通では皮膚に変化を起こさない量の紫外線によって疾患を誘発したり、症状を増悪させることがあります。
光線過敏症の方は、低刺激性でUV-A・UV-Bをカットする効果が高い日焼け止めが効果的です。


◇日焼け止めにかぶれやすい方
肌が弱く、かぶれやすい方は、日焼け止めをいきなり顔や体につけるのではなく、腕の内側などに少量つけて、赤みや痒みなどがないか確認するようにしましょう。
* 肌が敏感な方には、低刺激性でできるだけ配合成分が少なく、紫外線吸収剤無配合のノンケミカルタイプをおすすめします。



日焼け止めの正しい使い方

■顔に使用する場合
クリームタイプの日焼け止めでは、パール粒(0.7cm大)2個分(約0.6g)が適量です。


■腕や脚などに使用する場合
それぞれの腕に、パール粒(0.7cm大)2個分(約0.6g)を目安に容器から直接絞り出し、手のひらでこすり過ぎないようにらせんを描くようにして均一にムラなくのばします。脚への使用量は、腕の2~3倍程度を目安にしてください。こすり過ぎないようにムラなくのばします。


■落とし方
日焼け止めが肌に残らないように、低刺激性の石鹸(液体洗浄料)やクレンジング剤でしっかり洗い落としましょう。
ウォータープルーフタイプではない日焼け止めでも、普段使用している石鹸などでは落としにくい場合があります。このような場合、「落ちない」といって何度も石鹸でゴシゴシ洗うことは避けましょう。日焼け止め専用クレンジングやメイククレンジングなどを使用した後、低刺激性の石鹸(液体洗浄料)などで洗い流すことをおすすめします。
* 肌の負担にならないよう、使用する日焼け止めに合った洗顔法でお手入れするようにしましょう。
* クレンジング剤には「洗い流すタイプ」と「ふき取るタイプ」があります。肌が敏感な方は、肌への負担が少ない「洗い流すタイプ」のクレンジングを使用し、きれいに洗い落としましょう。
* 洗い流すときはぬるま湯で洗うようにしましょう。熱いお湯で洗うと肌に必要な皮脂成分まで落としやすく、冷たすぎるとかえってほてりが起こってしまい、肌の乾燥がすすんでしまうことがあります。