一般皮膚科診療

発 疹

皮膚の上にでき、目で見て、手でさわって確認できる病変を発疹と呼びます。これには以下のように様々なものがあり、原因や治療法も様々です。
【紅斑】【丘疹】【水疱】【かさぶた】【鱗屑】【びらん】【潰瘍】

かゆみ

皮膚病となると、まずそれがかゆいか、かゆくないかが問題になるほど、大切な症状です。
【原因】となるものにはいろいろありますが①物理的な刺激で起こるもの②毒物が皮膚の中に入って起こるもの③アレルギーによるもの④心因性からくるもの
かゆみを止める【治療】には①副腎皮質ステロイド②抗ヒスタミン剤③精神安定剤等が使用されます。

湿 疹

【原因】皮膚が過敏になっていて、そのうえにいろいろな外からの刺激が加わってできるものです。
【治療】副腎皮質ステロイド軟膏の外用。広範囲のものやかゆみが強い場合には、抗ヒスタミン剤の内服を併用します。

 

かぶれ

【原因】皮膚に直接触れるものは、すべて原因となり得ます。
【治療】副腎皮質ステロイド軟膏の外用。かぶれの原因になっているものを確かめて、それを極力使わないようにすることが大切です。

じんましん

じんましんの診断は素人でもつきますが、その治療は皮膚病の中で最も難しいものの一つとされています。
【原因】①食物、薬などの中毒 ②寒冷、温熱、日光などの物理的刺激 ③胃腸、肝臓、腎臓、内分泌腺など内臓の異常 等
【治療】原因をはっきりさせて、それを除くことが根本です。それがわかると根治できますが、原因不明のまま終わることもしばしばです。

毛じらみ

人に寄生するしらみの中で、陰部に寄生するものを毛じらみと呼び、原因は性交渉による感染が大部分を占めます。
【治療】0.4%フェノトリンパウダー・シャンプー(スミスリン:1日1回、3日おきに3~4回繰返す)、剃毛。また、下着や寝具を日光消毒したり、殺菌剤をふりかけます。

 

にきび

10代の80%以上にみられる極めて一般的な皮膚疾患で、成長期における一時的なホルモンバランスの乱れによって、皮脂が過剰に分泌されることが原因と考えられています。大人のニキビも基本的には同様です。ただし大人の場合、生活習慣やストレス、化粧品の使用などが複雑に絡み合ってニキビが出来るケース多く、治療には特別なケアを必要とする場合があります。
【治療】・炎症や化膿の直接的な原因であるニキビ菌を駆除する ・皮脂や毛穴閉塞の原因となる異常角層を皮膚の外側から除去する ・皮脂の過剰分泌を促進する要因を体の内側から取り除く

たこ・うおのめ

圧迫や摩擦が原因で皮膚が分厚い層を形成します。とくにうおのめは靴と接触しておこる摩擦や圧迫が原因です。
【治療】原因・圧迫を避けます。スピール膏貼付、削り処置を行います。

アトピー

アレルギー疾患のひとつで、かゆみを伴う発疹が繰り返し出現します。発疹は顔や首、肘や膝のくぼみに現れやすく、ひどくなると全身に広がることもあります。遺伝的な要素も関係していると考えられています。
【治療】年齢や患者さんの体質によって原因や悪化因子は異なりますので、まずそれを究明し取り除くことからはじめます。

 

やけど

【治療】やけどの治療には冷却、消毒、軟膏治療などによる保存的治療と、植皮術を中心とした外科的治療とがありますが、やけどの深さや広さで適宜治療法を選択するようにします。

みずむし

白癬菌というカビの一種が足の皮膚に感染しておこります。家族にみずむしの人がいると、スリッパやバスマットなどが感染の要因にもなります。
【治療】放っておくと、患部が広がり、治りにくい爪やかかとまで、みずむしになってしまいます。かゆみがなくなったからといって、治療をやめてはいけません。薬を塗り始めてから、症状が消えるまでに1~2カ月。症状が消えてから、菌を死滅させるまでにさらに1~2カ月。ここまで塗り続けないと、完治させることはできません。途中でやめると、再発することが多いので根気よく続けます。

乾 癬

頭皮を含む全身の皮膚に百円玉大の皮疹が多く点在して白い鱗屑(かさぶた)を伴います。経過が慢性になると爪に凹凸が生じたり(爪乾癬)、関節症性乾癬や膿胞性乾癬に移行してしまうこともあります。近年、生活習慣の変化と共に日本でも患者数は増加し続けています。
【治療】完全に完治させる根本治療は確立していませんが、・ステロイド系消炎外用剤の治療 ・乾癬用外用剤のビタミンD3外用剤の使用 ・紫外線療法(PUVA・UVB療法) ・ビタミンA酸内服療法 ・免疫抑制剤内服 など、症状に応じて選択します。

 

多汗症

普通の人以上に汗をかくもので、全身性のものと、からだの一部の局所性のものとがあります。局所性のものにはわきの下、手足に多くみられます。
【治療】外用剤(塩化アルミニウム)の使用など。

ヘルペス

ヘルペスには単純ヘルペスウイルスによる単純性疱疹と、水痘・帯状疱疹ウイルスによる帯状疱疹があります。いずれも一度感染すると一生涯その宿主に潜んでしまい、抵抗力が低下した時に再発するという性格があります。
【治療】それぞれの原因にあった治療法を行います。

皮膚がん

元来がんは表皮細胞由来の悪性腫瘍です。したがって表皮細胞からできている皮膚には当然「皮膚がん」ができます。皮膚がんは大きく分けて原発性皮膚がんと続発性皮膚がんの二つに分けられます。また、それができる成分によっていろいろの名がつけられます。
【治療】全摘手術が第一の選択です。その他に放射線療法、化学的手術療法もありますが、医者と相談のうえ決めることが大切です。